スリランカお手洗い事情~女子の皆様へ告ぐ
外国に行った際、旅行者でも長期滞在者でも関係なく直面するのがお手洗い問題。
何せ、日本はお手洗い過剰サービス国!(*´▽`*)
いまや、どこでもきれいなお手洗いが当たり前に使用できる時代です。
では、スリランカは?
渡航前に、ええ、一応、現地のお手洗い事情についてはネットでサーチしましたとも。
某社の『地球の◎き方』なんかも読んでみましたとも。
し・か・し・・・
欲しかった肝心な情報がない!
え?和式か洋式か?
→コロンボでは洋式タイプが増えています。田舎ではまだまだ和式タイプが主流。
和式の場合は、トイレのなかにバケツが置いてあるので、自分でバケツに水をいっぱいにしてそれを便器にざーっと流してきれいに。
ええ?使用後の紙か水かの話?
→日本では使用後に紙でふき、便器に流してOKですが、スリランカでは、紙をそもそも使う習慣がありません。洋式の場合、水鉄砲みたいなハンドシャワーが備わっているので、それを右手にもち、左手でお尻を清潔に洗います。なのでどうしても紙を使いたい場合は、使用後はタンクに流さず、汚物入れに捨てるか、汚物入れがない場合は自己責任で持ち帰りましょう。
※日本で売っている「水に溶ける/水に流せるティッシュ」が便利。
→いや、ほしかったのはこの情報ではないのです。
それは、生理用のナプキンについて。
現地ではどんな種類のものが手に入るのか・・・?
使い捨てナプキン?それともタンポン??
そして使用後どのように処理すればいいの?
はい。すべて謎のまま渡航し、超田舎生活をスタートさせたのでした。
日本では、通常販売されている使い捨てのナプキンを使っていた私。
スリランカ滞在開始後、初・生理のシーズンを迎えることに。
しかし、困りました。そこでは汚物入れがなかったのであります。
CHISA「ねぇねぇ、どうやってナプキン捨てればいい?紙袋とかに入れて、使用後は外にある公共ゴミ箱に捨てればいいかな?燃えるゴミ?燃えないゴミ?」
スリランカガール①「ノーノー。使用後は、細かくちぎってトイレに流すんだよ」
CHISA「WHAT!?」
スリランカガール①「だって、外にあるゴミ箱に捨てると、犬が食べるから」
CHISA「・・・・」
ガール①から情報を得るのはあきらめ、若いガール②にも同じ質問をすることに。
(若い世代はきっとナプキンについての教育をうけているだろう・・・と予測)
スリランカガール②「あー。私も困ってて。私はシティ(地方都会)に家があるから、使用後のナプキンは家に持ち帰って、そこでごみ回収に出してるんだよね」
CHISA「・・・(わたしゃ、どうすればいいんだ)・・・」
ということで、女子スタッフのお局様にお願いして、緊急ミーティング(女子会)を開いてもらったのでした。
CHISA「あのー。生理ナプキンのことで相談です。現在このセンターで、統一された捨てられ方がないので、ルールを一緒に決めませんか?」
スリランカガールズ「捨てたいんだけどね。犬がね」
スリランカレディ「そう。血の匂い?で寄ってきちゃうのよ、犬がね。だから私は、裏庭でこっそり燃やしてるの。」←ときどきあがる謎な煙はあなただったのね・・・ってか、ダイオキシン・・・汗;
スリランカガールズ「そうそう、犬よ、犬・・・(以下シンハラ語で犬に関する話題に転換)」
CHISA「・・・」
しかし、さすがに毎月のことになるのでわたしも、そこは諦めませんでした。
代替案がないかと模索しているうちに、偶然コロンボで出会ったのがこのナプキン。
↓日本人女性が立ち上げたスリランカ・初の布ナプキン会社なのです。
うん、これなら、ゴミがでない!犬も食べない!
使用後は、
水かぬるま湯に付けおき→手洗い(なにせ、洗濯機がないので)→日干しでOKです。
匂いも気になりません。
とはいえ、布ナプキン初心者の私は、使い捨てナプキンと平行して使用しています。
出張等で洗えない日が続くと予測されるときは、使い捨てと交互に。
田舎のセンターに滞在するときは、布ナプキンで。
何せ、ずぼらな私は、無理なく続けたいので( ´艸`)
実は私、使い捨てナプキン&夏の汗でめちゃくちゃ肌がかぶれていたのですが、
布ナプキン万歳!かぶれなーい!!!
そして生理痛も軽減された気がする!!!(→痛み止め薬を飲む頻度が軽減)
これは嬉しい副産物でした。
(あ、あと犬にも罪悪感がない気がする!?)
ちなみに、スリランカで手に入る使い捨てナプキンは、めっちゃゴワゴワ。
薄型スリム♡なんていう、おしゃれなものはないのです。
もちろん「え、タンポン、何それ!?」の世界。まず手に入りません。
29歳で布ナプキンデビューを果たしたので、
あと10年くらいはお付き合いしたいと思います。
しかし、スリランカの女子お手洗い教育はどうなっているのでしょう・・・
みんな、恥ずかしいのかな、この話題をシェアするのは、と思っていたら、
女の子が初潮を迎えた際には、村人を招いて盛大にパーティーを行う文化も!
スタッフ「CHISA、パーティー行くよ、カレー食べ放題だよ」
CHISA「え、行く行く!なんのパーティー?」
スタッフ「八百屋の娘さんが、初潮を迎えたパーティーをお宅でするんだよ。あ、ほんのちょっと、お金を包んでね。あとで娘さんに渡すのがマナーよ」
CHISA「ほ、ほう・・・」
八百屋のお宅のトイレが詰まったり、犬問題にならないことを願いつつ、
パーティーの夜は更けてくのでありました。
ということで、スリランカにご滞在の際には
女子の皆様、布ナプキンのご持参(または購入)なんかもおすすめします。
※コロンボではGood Market Shopにて、モミジ・ナチュラルさんの布ナプキンを購入可能です。