29歳からのスリランカ

仏教・オーガニック農業・日常のこと…を等身大目線で綴った人生初ブログ。

スリランカお手洗い事情~女子の皆様へ告ぐ

外国に行った際、旅行者でも長期滞在者でも関係なく直面するのがお手洗い問題。

何せ、日本はお手洗い過剰サービス国!(*´▽`*)

いまや、どこでもきれいなお手洗いが当たり前に使用できる時代です。

 

では、スリランカは?

渡航前に、ええ、一応、現地のお手洗い事情についてはネットでサーチしましたとも。

某社の『地球の◎き方』なんかも読んでみましたとも。

 

し・か・し・・・

欲しかった肝心な情報がない!

 

え?和式か洋式か?

コロンボでは洋式タイプが増えています。田舎ではまだまだ和式タイプが主流。

和式の場合は、トイレのなかにバケツが置いてあるので、自分でバケツに水をいっぱいにしてそれを便器にざーっと流してきれいに。

 

ええ?使用後の紙か水かの話?

→日本では使用後に紙でふき、便器に流してOKですが、スリランカでは、紙をそもそも使う習慣がありません。洋式の場合、水鉄砲みたいなハンドシャワーが備わっているので、それを右手にもち、左手でお尻を清潔に洗います。なのでどうしても紙を使いたい場合は、使用後はタンクに流さず、汚物入れに捨てるか、汚物入れがない場合は自己責任で持ち帰りましょう。

※日本で売っている「水に溶ける/水に流せるティッシュ」が便利。

 

→いや、ほしかったのはこの情報ではないのです。

 

それは、生理用のナプキンについて。

現地ではどんな種類のものが手に入るのか・・・?

使い捨てナプキン?それともタンポン??

そして使用後どのように処理すればいいの?

 

はい。すべて謎のまま渡航し、超田舎生活をスタートさせたのでした。

 

日本では、通常販売されている使い捨てのナプキンを使っていた私。

スリランカ滞在開始後、初・生理のシーズンを迎えることに。

しかし、困りました。そこでは汚物入れがなかったのであります。

 

CHISA「ねぇねぇ、どうやってナプキン捨てればいい?紙袋とかに入れて、使用後は外にある公共ゴミ箱に捨てればいいかな?燃えるゴミ?燃えないゴミ?」

 

スリランカガール①「ノーノー。使用後は、細かくちぎってトイレに流すんだよ」

 

CHISAWHAT!?」

 

スリランカガール①「だって、外にあるゴミ箱に捨てると、犬が食べるから

 

CHISA「・・・・」

 

ガール①から情報を得るのはあきらめ、若いガール②にも同じ質問をすることに。

(若い世代はきっとナプキンについての教育をうけているだろう・・・と予測)

 

スリランカガール②「あー。私も困ってて。私はシティ(地方都会)に家があるから、使用後のナプキンは家に持ち帰って、そこでごみ回収に出してるんだよね」

 

CHISA「・・・(わたしゃ、どうすればいいんだ)・・・」

 

ということで、女子スタッフのお局様にお願いして、緊急ミーティング(女子会)を開いてもらったのでした。

 

CHISA「あのー。生理ナプキンのことで相談です。現在このセンターで、統一された捨てられ方がないので、ルールを一緒に決めませんか?」

 

スリランカガールズ「捨てたいんだけどね。犬がね

 

スリランカレディ「そう。血の匂い?で寄ってきちゃうのよ、犬がね。だから私は、裏庭でこっそり燃やしてるの。」←ときどきあがる謎な煙はあなただったのね・・・ってか、ダイオキシン・・・汗;

 

スリランカガールズ「そうそう、犬よ、犬・・・(以下シンハラ語で犬に関する話題に転換)」

 

CHISA「・・・」

 

しかし、さすがに毎月のことになるのでわたしも、そこは諦めませんでした。

代替案がないかと模索しているうちに、偶然コロンボで出会ったのがこのナプキン。

 

↓日本人女性が立ち上げたスリランカ・初の布ナプキン会社なのです。

モミジ・ナチュラル オフィシャル・ウェブサイト

 

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うん、これなら、ゴミがでない!犬も食べない!

使用後は、

水かぬるま湯に付けおき→手洗い(なにせ、洗濯機がないので)→日干しでOKです。

匂いも気になりません。

 

とはいえ、布ナプキン初心者の私は、使い捨てナプキンと平行して使用しています。

出張等で洗えない日が続くと予測されるときは、使い捨てと交互に。

田舎のセンターに滞在するときは、布ナプキンで。

 

何せ、ずぼらな私は、無理なく続けたいので( ´艸`)

 

実は私、使い捨てナプキン&夏の汗でめちゃくちゃ肌がかぶれていたのですが、

布ナプキン万歳!かぶれなーい!!!

そして生理痛も軽減された気がする!!!(→痛み止め薬を飲む頻度が軽減)

 

これは嬉しい副産物でした。

(あ、あと犬にも罪悪感がない気がする!?)

 

ちなみに、スリランカで手に入る使い捨てナプキンは、めっちゃゴワゴワ。

薄型スリム♡なんていう、おしゃれなものはないのです。

もちろん「え、タンポン、何それ!?」の世界。まず手に入りません。

 

29歳で布ナプキンデビューを果たしたので、

あと10年くらいはお付き合いしたいと思います。

 

しかし、スリランカの女子お手洗い教育はどうなっているのでしょう・・・

みんな、恥ずかしいのかな、この話題をシェアするのは、と思っていたら、

女の子が初潮を迎えた際には、村人を招いて盛大にパーティーを行う文化も!

 

スタッフ「CHISA、パーティー行くよ、カレー食べ放題だよ」

CHISA「え、行く行く!なんのパーティー?」

スタッフ「八百屋の娘さんが、初潮を迎えたパーティーをお宅でするんだよ。あ、ほんのちょっと、お金を包んでね。あとで娘さんに渡すのがマナーよ」

CHISA「ほ、ほう・・・」

 

八百屋のお宅のトイレが詰まったり、犬問題にならないことを願いつつ、

パーティーの夜は更けてくのでありました。

 

ということで、スリランカにご滞在の際には

女子の皆様、布ナプキンのご持参(または購入)なんかもおすすめします。

 

コロンボではGood Market Shopにて、モミジ・ナチュラルさんの布ナプキンを購入可能です。